クロアチアからのお便り(グラシェヴィナ)
お疲れ様です。めそあなです。
明日は残念ながら月曜日ですね。会社に行きたくない。。。
という現実逃避からまたワインを飲んでしまいました。
本日のワイン (グラシェヴィナ)
今回もやや珍しいワインで恐縮ですが、
クロアチアのグラシェヴィナという土着品種になります。
イロチュキ・ポドゥルミ作の2012年。Selectedなので、スタンダードクラスですね。
グラシェヴィナは、オーストリアやスロベニアなどの近隣諸国では「ウェルシュ・リースリング」とも呼ばれている品種です。
生産者の地理・歴史的側面は?
公式サイト(英語有り)によると、ワイナリーはローマ時代からワイン生産で名高いIlokという地にあり、1450年に築かれたセラーを有する名門ワイナリーだそうです。
18世紀からオデスカルキ(Odescalchi)ファミリーの下で繁栄したものの、第二次世界対戦後に国有化されて一時は荒廃してしましました。しかし、1999年に独立し、その後、ミラルジェヴィック氏(Mr.Juraj Mihaljević)の下で急成長を遂げているワイナリーとのことです。
ワイン自体のクオリティは非常に高く、デカンター誌などで数々の賞を獲得しているほか、エリザベス2世の戴冠式でも供されたそうです。
さらに、ワインツーリズムにも力を入れており、現地の観光にも多大な貢献をしているそうです。
場所は下ですが、クロアチアの本当に端っこです。なかなか行かないかもしれませんが、いつかは行ってみたいと思えるほど、興味をそそられる場所であります。
テイスティングコメント
ご参考としてテイスティング感想ですが、果実の熟成感を感じる濃い色合いで、香りもパッションフルーツ的な濃い香りでした。それに加え蜂蜜やバニラのような熟成香もありますが、まだしっかりと酸は残っており、リッチな仕上がりでした。
おそらく、現地では早飲みタイプだと思うのですが、熟成させてもポテンシャルを感じるいいワインです。まさに、(明日からの仕事にやや鬱々と)瞑想しながら飲ませていただきました。
現実的な側面としては?
価格は1500円程度、地元の酒屋で購入したヴィンテージ(2012年)なので、現在売っているかは定かではありませんが、新しいヴィンテージは楽天等で入手可能な模様です。
クオリティの高さ、値段のバランスも光りますが、とにかく珍しい産地で、クロアチアに想いを馳せられるのはプライスレスだと思います。
異国に想いを馳せたい人は、選択肢に入る一本ではないでしょうか?
さて、 本日も長文にもかかわらず、ご覧いただきありがとうございます。
いつもお疲れ様です。また、明日から頑張りましょう!(自分も)